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2004.06.19

●「ネットの闇(笑)」をのぞく

佐世保の小学校同級生殺害事件でよく取り上げられる「ネットの闇(笑)」をのぞいてみた。
小中学生を相手に無料ホームページスペースを提供している「ぱどタウン」やら「楽天広場」だが、大人のネット世界とは明らかに異質な文化があるようだ。
それを分析したページがいくつかあるが、そのなかでも面白かったのが「香雪ジャーナル」とそこで紹介されている「新サイコドクターあばれ旅(の中の「読冊日記」)」。

「読冊日記」の該当部分(「ぱどタウン」分析については導入部から読んだ方が分かりやすい)

-以下引用-
(「読冊日記」の風野さんにとっては)「インターネットとは通常の社会のしがらみから解き放たれる場であり、特にこの日記/ブログ界界隈の、興味のある記事にだけリンクする、というようなつかず離れずのさらりとした人間関係がけっこう気に入っている。それなのに、そのあとを担うべき彼ら小中学生たちが、どろどろとした従来の地縁血縁的な社会のルールのグロテスクなパロディみたいなものを、わざわざネットに持ち込んでいているように見えること。これが、私には気持ち悪い。せっかくネットはここまで成熟したのに、そりゃ先祖返りじゃないのか、と思ってしまうのである。」
-引用終わり-

どのように「グロテスクなパロディ」なのかは本文を読んでください。

こんなところに生きる力が。
-以下引用-
「チャットの相手は、どうやら「マジ友」(学校の友だち)が多く、彼らは、ケータイメールの代替としてぱどを利用しているようだ。これはとても簡単な理由で、つまりケータイメールでは通信料がかかるが、掲示板によるチャットならいくら話しても無料だということだろう。」
-引用終わり-

掲示板をケータイメール風に使うノウハウが蓄積されていて、それが大人の世界での使い方との異文化を形成しているようだ。(これに対して大人の世界での掲示板では、良くも悪くも「2ちゃんねる」のルールが浸透しているように思います。)

-おまけ-
同じようにマナー調査のようなことをしていた人の報告。
http://pasoru.under.jp/13.html


インターネットの中にこんな異世界があるなんて全く知りませんでした。昔から子どもは大人の世界とは別の、自分たちだけの世界をもっているものだったと思いますが、ネット上の子どもだけの世界はクリック一つで観察することができるので、子どもに興味のあるひとにとってはすごくいいサンプルだと思います。

(7/29追記 香雪ジャーナルの作者様から私の大きな勘違いをご指摘をいただいたので、最初の文章から訂正しています)

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コメント

yukatti様、ご指摘いただいた点、とんでもないミスでした。
サイトごと間違えてるなんて恥ずかしい限りです。情けなや・・。
深くお詫び申し上げます。m(__)m
また、訂正が遅れまして申し訳ありませんでした。

投稿: penzou | 2004.07.29 22:45

香雪ジャーナルのyukattiです。はじめまして。リンクと紹介ありがとうございます。

お書きになっている内容はなるほどと思いながら拝読したのですが、
少し気になった点が。

「引用」として紹介されている太字部分の箇所ですが、どちらもわたしのサイトの文章ではなく(当然わたしが書いたものではなく)、
二カ所とも、読冊日記の指摘です。
こちらの記事でその点少し分かりづらかったので、誤解をされる方がいるのではと、気になっています。

===================
(香雪ジャーナル作者にとっては)「インターネットとは通常の社会のしがらみから解き放たれる場であり、特にこの日記/ブログ界界隈の、興味のある記事にだけリンクする、というようなつかず離れずのさらりとした人間関係がけっこう気に入っている。それなのに、そのあとを担うべき彼ら小中学生たちが、どろどろとした従来の地縁血縁的な社会のルールのグロテスクなパロディみたいなものを、わざわざネットに持ち込んでいているように見えること。これが、私には気持ち悪い。せっかくネットはここまで成熟したのに、そりゃ先祖返りじゃないのか、と思ってしまうのである。」
====================
は読冊日記のhttp://homepage3.nifty.com/kazano/200406b.html#17、

その下の「チャットの相手は~無料だということだろう。」は読冊日記のhttp://homepage3.nifty.com/kazano/200406b.html#16
にあります。
これらはわたしの考えや意見ではなく、
読冊日記の風野春樹氏の考えや意見です。

わたしのほうではその引用箇所には言及していませんし(よって、わたしのサイトには引用に該当する文章はありません)、
さらに言えばわたし自身の考えは、上記引用の風野氏の考え方とは少し違うところがあるみたいだな、と自分では思ってます。わたし自身は、インターネットが日常になるにつれだんだん通常の社会のしがらみがそのまま適用される場になるはむしろ避けられぬ、自然なことなのではないか……とか考えてみたりしているところです。はっきり文章にはしていませんが。

ということで、出来ましたら引用は読冊日記からの引用であり、風野氏の指摘である旨に訂正頂けますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

投稿: yukatti | 2004.07.27 18:30

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